地図を作ることで地域を知り、情報を届けて地域とママをつなぐ。

誰でも等しく口コミ情報を手に入れられる「ままっぷ」でもっとこのまちを好きになってほしい。

今回は、2018年8月から2019年7月までに新しく赤ちゃんが産まれる家庭や鶴見区に転入してくる0〜3歳児をもつ家庭など約7000戸に配布するため、また秋に初の中国語版1000部を発行するため、印刷費用の調達を目指します。ご支援をお願い致します。

鶴見区は、国籍問わず、子育て世帯がたくさんいる地域です。

鶴見区で子育てしているママたちと話していると、坂道の多さや歩道が狭いことからベビーカーでの移動に困難を訴えるママに多く出会います。
子どもを遊ばせるための居場所やショッピングセンター、さらには最寄り駅までのバスが通っていないことから、自分の暮らす場所を陸の孤島のように感じてしまったりするママも。

2016年にままっぷを作る会が、鶴見の子育て情報の WEB サイトを制作するにあたり、利用者のニーズの洗い出しと掲載情報の優先順位を調査するために行ったアンケートでは、「公園や屋内の遊び場」や「子どもと参加できるイベント」「子どもと行けるお店」について知りたいという声が多く、さらに「利用した人のコメント」「写真」が欲しいといった”ママたちの口コミ情報"を知りたいという希望が多いことがわかりました。

さらに、横浜市民の生活意識などを調査する「横浜市民意識調査」では、住んでいる地域への愛着があるか?という問いに対し、愛着があると回答した鶴見区民は56.0%、市内で最下位という結果も出ています。
(平成28年度横浜市民意識調査 横浜市政策局2016年度実施)

ママたちが子どもを連れてベビーカーでお出かけすることを躊躇しなくなるように、徒歩30分圏内でいけるような自分の家の周りにも子どもが遊べる場所や子どもに優しいお店があるよということを伝えるために、そして、自分が住む地域と人に愛着を持てる人が増えていくように、ままっぷを鶴見に暮らす次の世代のママたちに配布をしたいと思っています。


大人と話せない辛さ。

ママたちが感じる社会との透明な壁を取り払いたい。

長男を出産した時、生後数か月の我が子を自宅で育児をしながら、外との間に透明な壁を感じ、「大人と話したい!」と切実に願っていた時期がありました。
育児教室に参加して初めて隣のアパートのママと知り合えた時に、小さい子を連れて長時間の外出はできないため、外出のタイミングが合わなければ近所の人とも顔を合わせるのは難しいのだと痛感しました。
そのうち、息子は一歳になり、育児教室を卒業することに…。「明日からどうしていけばよいのか…」今でも、途方に暮れたあの瞬間を覚えています。

「子どもの昼寝などちょっとした時間に見られる、必要な情報がまとまって載った地図があればよいのに…。」記憶が無いほど必死で子育てしていた時期、いつも思うのはどこに子どもと遊べる場所があるのか、どこに行けば大人と話せるのか?でした。
人に会いたかったのです。
社会から孤立しているような感覚、辛さを感じていました。

つるみままっぷには、ママたちが外に出かけたくなる情報をたくさん掲載しています。
ママたちに、ままっぷを見て外に出かけ、人と知り合い、お気に入りの場所を見つけてもらいたいと願っています。